鍼通電療法とは? 肩こりや腰痛の鍼に、電気を流す理由

背中への鍼通電治療の様子 鍼灸治療のこと

当院の鍼灸治療では、多くの場合、刺した鍼に弱い電気を流す「鍼通電療法(はりつうでんりょうほう)」を行います。「電気を流すって、どういうこと?」「痛くないの?」と思われる方も多いと思います。どのような治療なのかを、お話しします。

鍼通電療法とは

鍼通電療法は、筋肉に刺した鍼に、細いコードをつないで、ごく弱い電気を流す方法です。「電気鍼」や「パルス」と呼ばれることもあります。

電気は、一定のリズムで流れます。その刺激で、筋肉が縮んだり、ゆるんだりをくり返し、ピクピクと動きます。

なぜ、電気を流すのか

深いところにある筋肉に、刺激を届けるため

肩こりや腰痛には、体の深いところにある筋肉が関わっていることがあります。たとえば、肩甲骨のあいだにある菱形筋や、首の奥にある後頭下筋群などです。こうした筋肉は、手で押しても届きにくい場所にあります。鍼なら、深いところの筋肉にも直接刺激を入れられます。

筋肉そのものを、動かすため

こわばった筋肉は、縮んだまま動きにくくなっていることがあります。鍼に電気を流すと、筋肉を外から動かすことができます。筋肉の収縮とゆるみをくり返すことで、こわばりをゆるめるお手伝いをします。

電気の刺激が体にどう働くのかについては、血のめぐりや、痛みの感じ方、自律神経との関係などが、研究されています。感じ方や変化には個人差があります。

電気は、痛くないの?

流す電気は、ごく弱いものです。筋肉がピクピクと動く感覚や、トントンと軽くたたかれるような感覚があります。電気の強さは、お声がけしながら調整します。強すぎると感じたときは、遠慮なくお伝えください。

鍼そのものの痛みについては、鍼は痛い? 鍼の太さと、当院で気をつけていることの記事でご紹介しています。

このようなお悩みの方に行っています

当院では、次のようなお悩みの方に、鍼通電療法を行っています。くわしくは、それぞれのページをご覧ください。

お顔の筋肉に電気を流す美容鍼については、電気を流す美容鍼とは?の記事でご紹介しています。

事前にお知らせいただきたいこと

次にあてはまる方は、ご予約の際か、カウンセリングで必ずお知らせください。

  • 心臓ペースメーカーなど、体の中に医療用の電子機器が入っている
  • 妊娠中、または妊娠の可能性がある
  • 病院で治療を受けている、またはお薬を飲んでいる

鍼通電療法を学び、教えている院長が担当します

院長は、整形外科で16年働いたあと、鍼通電療法を学び続けてきました。今は、鍼通電療法臨床研究会の講師として、ほかの鍼灸師に教える立場でも活動しています。

どの筋肉に、どのくらいの刺激を入れるかは、お話をうかがい、体の状態を確かめたうえで決めます。鍼灸で対応できる状態かどうかも、整形外科での経験をもとに見きわめます。治療の内容は、鍼灸治療のページでご紹介しています。

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