初めての方から、いちばん多くいただくご質問が「鍼は痛くないですか?」です。感じ方には個人差があるので、「まったく痛くありません」とはお約束できません。そのうえで、鍼の太さと、当院で気をつけていることをお伝えします。
鍼灸で使う鍼の太さ
鍼灸で使う鍼は、直径0.12〜0.35mmほどです。髪の毛の太さが、およそ0.1mm前後と言われているので、髪の毛と同じか、少し太いくらいです。
注射の針は、薬を通すために中が空洞になっていて、そのぶん太く作られています。鍼灸の鍼は、中が詰まった細い鍼です。注射とは、感覚が異なります。
当院では、ステンレス製の使い捨ての鍼を使っています。一度使った鍼を、ほかの方に使うことはありません。
鍼を打ったときの、2種類の感覚
鍼の感覚は、大きく2つに分けられます。
| チクッとした感覚 | 鍼が皮膚を通るときに、感じることがあります。一瞬で終わります。 |
|---|---|
| ズーンとした重い感覚 | こわばった筋肉に鍼が届いたときに、感じることがあります。「ひびき」と呼ばれる感覚です。 |
「ひびき」は、痛みとは少し違う、奥のほうが重くなるような感覚です。心地よいと感じる方もいれば、苦手に感じる方もいらっしゃいます。
当院で気をつけていること
刺激の量を、その方に合わせる
同じ肩こりでも、しっかりした刺激が合う方と、やさしい刺激が合う方がいます。体調やお好みをうかがって、刺激の量を調整します。
やさしい鍼も選べる
当院では、皮膚に触れる程度のやさしい鍼を使う「積聚(しゃくじゅ)治療」も行っています。刺激が苦手な方は、遠慮なくお伝えください。
電気は、弱いところから
鍼に電気を流す「鍼通電」は、弱い電気から始めて、強さをうかがいながら調整します。
途中でも、いつでも声をかけてもらう
施術中に「痛い」「怖い」と感じたら、がまんせずにお伝えください。その場で調整します。
お顔に打つ美容鍼の場合
お顔は、体よりも感覚が細かい場所です。美容鍼では、内出血が起こりやすい場所を避け、鍼を抜いたあとは圧迫して止血するなど、注意して施術します。内出血は完全には防げませんが、時間の経過とともに消えていきます。大切なご予定の前は、事前にご相談ください。
まとめ
- 鍼灸の鍼は、髪の毛と同じか、少し太いくらいの細さです。
- 感覚には、「チクッ」と「ズーン」の2種類があります。
- 刺激の量は、調整できます。
