「後頭部が重だるい」「首の付け根がつらい」「目の奥が疲れる」。デスクワークやスマホの時間が長い方から、よくうかがうお悩みです。こうした不調に関係していることがある、首の奥の小さな筋肉についてお話しします。
後頭下筋群(こうとうかきんぐん)とは
後頭下筋群は、頭の骨と、首のいちばん上にある2つの骨をつなぐ、4つの小さな筋肉をまとめた呼び名です。後頭部の髪の生えぎわの、さらに奥にあります。
頭の位置や向きを細かく調整する役目があり、パソコンの画面を見るときや、スマホをのぞきこむときにも働いています。
スマホやパソコンの姿勢と、後頭下筋群
スマホやパソコンを見るときは、頭が体より前に出た姿勢になりがちです。重い頭を支えるために、首の後ろの筋肉は、ずっと働き続けることになります。
この状態が長く続くと、後頭下筋群がこわばりやすくなります。後頭部の重さや首のこり、目の疲れ、頭が締めつけられるような感じの原因のひとつになることがあると言われています。
今日からできること
画面の高さを、目の高さに近づける
パソコンの画面は、少し見下ろすくらいの高さが目安です。スマホは、顔の前まで持ち上げて見ると、頭が前に出にくくなります。
こまめに休む
30分〜1時間に一度は画面から目を離し、遠くを見たり、ゆっくり首を動かしたりしましょう。
首の後ろを温める
蒸しタオルなどで首の後ろを温めると、ほっとひと息つけます。熱すぎないように気をつけてください。
鍼灸治療でできること
後頭下筋群は、首の奥のほうにある小さな筋肉です。指で押しても届きにくい場所ですが、鍼なら、深いところにある筋肉にも直接刺激を入れられます。
当院では、首や肩、背中の状態もあわせて確かめたうえで、施術を行います。くわしくは、鍼灸治療のページや、首こり・頭痛のページをご覧ください。
病院の受診をおすすめする症状
次のような症状があるときは、鍼灸院ではなく、まず病院を受診してください。
- 突然の、今までに経験したことのない強い頭痛
- 手足のしびれや、力の入りにくさがある
- ろれつが回らない、ものが二重に見える
- 熱があり、首が曲げにくい
- 頭を強く打ったあとの痛み
院長は整形外科で16年働いてきました。お話をうかがって、病院での検査をおすすめしたほうがよいと判断した場合は、正直にお伝えします。

